レノックス・ガストー症候群とは

レノックス・ガストー症候群というのは、子供に起こるてんかんの一種で、突然に手足が突っ張ってしまったり、意識がぼんやりとするといった、2種類以上の短いてんかん発作が見られるのが特徴の病気となっています。
このレノックス・ガストー症候群は、おおむね2歳から5歳ごろに発症することが多く、ほぼ知的障害をともない、てんかん発作はその後も続くという、ひじょうに治療が難しい病気で、症例そのものもあまり確認されていません。
このため、国の指定難病検討委員会では、治療の際の負担軽減やさまざまな福祉サービスの対象となる難病指定を前提とした検討を行うなどの対応を進めています。
レノックス・ガストー症候群の治療については、抗てんかん薬の投与などの内科療法による対応が基本ですが、糖質を減らし、脂質を増やした食事療法による対応などが症例によっては併用されることもあります。
抗てんかん薬としてはこれまでにもいくつかの種類のものが開発されており、複数の医薬品を組み合わせて用いることも多くあります。
抗てんかん薬としては比較的新しいタイプのラミクタールは、脳の全体が興奮して引き起こされる全般発作の一部や、その他脳の一部の興奮にはじまる部分発作の両方について、てんかん発作予防の効果が認められる薬剤で、小児用もあります。
ただし、添付文書に記載のとおり、ラミクタールは投与量を期間に応じて増量しながらという対応が求められる薬剤であり、このような用法・用量を守らない場合には副作用が発現するおそれがあります。
添付文書によれば、ラミクタールの副作用には重大な皮膚障害があり、投与量を超過したために死亡したケースも確認されています。
医薬品の承認を受けている以上は一定の安全性は確保されているものの、特に添付文書の指示にしたがった正しい服用が求められる薬剤といえます。