レノックス・ガストー症候群の予後

レノックス・ガストー症候群は、早いケースでは1歳から発症し、特に8歳ぐらいまでの小学校に上がる前か上がりたての小児に起こりやすいてんかんの一種です。
このレノックス・ガストー症候群のてんかん発作としては複数のタイプがみられるもので、例えば手足が伸びたまま全身が固まったり、筋肉が弛緩して体が崩れ落ちてしまったり、意識が短時間消失してしまったりといったものになります。
レノックス・ガストー症候群の患者は多くの場合、脳の器質障害をともなっており、知的発達に遅れがみられるなどしており、小児てんかんとしても数パーセント程度しかみられないレアケースです。
レノックス・ガストー症候群の予後は悪く、難治性といわれており、基本的にはてんかん発作が頻繁に起こり、年齢が上がったからといって自然に止まることはありません。
大きなてんかん発作が起きた場合には、安全な場所に移動し、横向きにさせて様子をみるなどの周囲の冷静な対応が求められますが、不意の転倒によるケガもしやすいため、あらかじめ頭部保護帽(ヘッドギア)を装着させるなどの対応をとることもあります。
レノックス・ガストー症候群の治療には抗てんかん薬を用いるのが基本で、重症の場合は食事療法などを併用することもあるほか、外科的手術で対応することもあります。
抗てんかん薬としてはラミクタールなどがありますが、これらの薬物は脳の神経の興奮を抑制し、てんかん発作を予防する作用をもっています。
ただし、ラミクタールに関しては、添付文書のとおりに服用量を漸増させることが求められる薬剤で、医師の指示にしたがった正しい服用が大切です。
ラミクタールの添付文書には、重篤な皮膚障害という副作用についての警告がありますが、服用する量を誤ると副作用のリスクが高くなります。
このラミクタールの添付文書の警告は、服用過多による患者死亡を踏まえてのことですので、取扱いは慎重にすべきでしょう。