レノックス・ガストー症候群の6月記事一覧

レノックス・ガストー症候群は、複数の短い全般発作と、3ヘルツよりも遅い異常な脳波などが特徴的なてんかんのことです。複数のてんかん発作というのは、具体的には手足が突然硬直して動かなくなったり、筋肉の緊張が保てなくなって姿勢を崩したり、意識がなくなってしまうなどのことをいいます。基本的には幼児期に発症するもので、9割方はなんらかの知的障害をともない、10歳以上になってからの発症はまれであるといわれます。
このレノックス・ガストー症候群の原因としては、新生児時点での仮死による脳障害、ウエスト症候群などの他の種類のてんかんの発症など、脳の異常や病気であることが明らかなケースが7割かそれ以上ですが、残りは原因がよくわかっていないケースが占めています。
てんかん発作が起きた際は、周囲の危険なものを除けて、横向きにして呼吸を楽にさせるなどの対応をとりますが、こうしたてんかん発作は毎日のように繰り返し起こり、大人になったからといってこうしたてんかん発作がやむことはありませんので、きわめて治療が難しいものです。
てんかん発作への対応策としては、ラミクタールのような抗てんかん薬の投与が挙げられます。ラミクタールは、てんかん発作の直接的な原因となる脳の過剰な興奮を抑制しますので、効果的に予防することができます。ただし、ラミクタールは添付文書に記載されているとおり、投与する量を漸次増量して効果を確認しながらの対応が求められる医薬品ですので、むやみに規定量を超えた投与はしないように注意する必要があります。ラミクタールの過剰投与によって過去に死亡例があったことは、添付文書にも警告されています。なお、添付文書にいう死亡例とは、皮膚粘膜眼症候群のような重篤な皮膚障害を指しています。